Vまん、徒然

北の果ての素人ギター弾き、独り言

村越HARRY弘明 TOUR 2017 BEAT FAST

The Street Slidersは昔から本当に好きで、特に中高生のころはずいぶん聴きました。気だるくルーズなイメージが大きいですが、実はそれだけではなくて、歌い方ははっきりしていて高い音程まで出るし、一見寡黙で怖そうに見えるけどはにかんだ優しい笑顔も覗かせるし、ロックの不良性を押し出す代表みたいにも言われていましたがむしろ真逆で、真摯かつ真面目に音楽に取り組んでいたバンドという表現のほうが相応しいと思います。

 

そのボーカル&ギターの村越弘明さん、つまりはHARRYさんのライブを見てきました。数年前にも弘前東栄ホテルでドラマーと2人編成でのライブを見てますが、今回のツアーメンバーはなんと、ベースに元The Street Slidersの戦友、市川James洋二さん。ギターに、斉藤さんのツアーにも同行の真壁陽平さん。ドラムに藍坊主の渡辺拓郎さん。スライダーズ解散後初の、ツインギター4ピーススタイルということで、これは面白いに違いない、見たくてたまらなくて、でもチケット高いし、仕事は現場終わりからの参戦になるし、直前まで悩んで悩んで悩んで、ついに決め、やはり行ってまいりました。

 

曲が終わる毎に指を一本高く掲げる仕草、膝を合わせて腰を落とすキース・リチャーズ風のスタイル、客と目が合うと頷きながら小さく指を指す、あごを上げ気味に絞り出すような歌いかた、様々な健在。

拓郎さんはシンプルに淡々とドラムを刻む、時折笑顔を見せながら。真壁さんは多彩なエフェクトで上手く味付けをしつつも、シンプルなブルーズの音も奏でる。ベースJamesさんは昔の見た目と180度変わり、スキンヘッドにグラサンにヒゲ。イメージとしては松山千春さんに似ている感じです。余計なことはせず、余計な言葉も発することなく、身体全体でリズムを取り、低音を支える姿は職人でした。カッコ良かった。

 

HARRYさんのMCはほとんどなく、でもわずかでも「楽しんでますか」とか言うと歓声や拍手が起きたり、スライダーズ時代の曲で盛り上がったあとに「良かったな」と笑いを誘ったり。新旧織り交ぜのセットリスト、後輩バンドのカバーも足しながらも、紛れも無いHARRY節が矢継ぎ早。全部思い出せないけど、かなりの曲数をやってくれたんじゃないかな。スライダーズ時代の名曲、今の新曲、どれも良かったです。無口さは変わらないけど、昔のとがった部分が少なくなり、優しい大人の印象を受けました。

 

本編ラストの曲「Slider」のときにだけ、突然後ろからガーっとぶつかってきて前に出て踊り出していたブスでデブのバカ女2人をブン殴りたくなりましたが、我慢してそのあとしばらく睨みつけただけで済ませてやった自分を褒めてあげたい。椅子のライブでも、針の山のときだけ暴れるバカ女とか、ああいうのどうにかならんのか。だせぇんだよ。


…取り乱しました。

ま、ともあれHARRYさん筆頭の4人は素晴らしかったです。

見に行ってよかった。心からそう思えたライブでした。