2017年の大晦日、14時20分。徐々に浅くなっていくその呼吸が、止まった。そのなきがらに覆い被さって、何度も名前を叫んだ。正月休みの最終日である1月3日、血肉は煙となって、その季節の雪国には珍しいほどの、どこまでも青く澄み渡る空へ空へと昇って行っ…
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